そこにあるだけで老けて見える、いまいましい老人性イボ。
人目に付く場所にできやすいのですが、盛り上がったり飛び出しているので気になって仕方がいないでですよね。
できてしまって嫌なのは男性も同じでしょうが、特に見た目を意識する女性にとっては深刻な肌トラブルの1つです。
しかも、放っておいても取れることはありません。
逆に大きくなったり数が増えたりして悩みが大きくなるケースがほとんどです。
老人性イボの取り方
老人性イボの取り方としては、まず大きく分けて病院で取る方法と自分で取る方法があります。
病院での取り方にしても自分で取り方にしてもいくつかの方法があります。
病院での取り方
病院では主に皮膚科で取りますが、イボの大きさや数、本人の希望によっていくつかの治療法があります。
液体窒素治療
液体窒素治療でイボを取り除く方法ですが、その場合は健康保険適応で治療費が安いことがあげられます。
ただ、イボの形や大きさによっては治療痕が残る事が多いため、場所や形状、数によっては受けないほうが良い場合もあります。
また液体窒素治療では1回で完治することが少なく、長期間病院に通わないといけないくなることが多く治療を断念する人もいます。
ハサミで切る
ハサミで切除する場合は、健康保険適応で治療でき、切ってしまうので何度も通う必要はありません。
麻酔もなく、イボをチョキチョキと切除、消毒をして終わりというような簡単な治療です。
ただ、この方法が行えるのは首のイボのように飛び出している芯のある小さなイボだけで、飛び出していない平たいイボはハサミでは切れません。
平たいイボは、メスで切除することもありますが、最終手段の治療だと考えられますので、そこまでイボが大きくなる前に改善しておきたいものですね。
また、大きなイボになると傷口が大きくなるため他の方法で治療が行われます。
メスでの切除
大きなイボの場合や面積の広い平たいイボの場合メスで切除する事が多いようですが、切り取った後縫合するので傷痕は残りやすくなります。
目立つ場所だとよほどの事でない限り治療方法として選ぶ方は少ないかと思われます。
レーザー治療
レーザー治療は痛みが少なく傷跡が残りずらいと言われていますが、保険適応外になることがほとんどですので治療費が高くつく場合があります。
例としては、1mmあたり5,000円~くらいに初診料、麻酔代、薬代などプラスされますので、大きかったり数があると高くなります。
1回の照射で治療は終わりますが、経過を診るために何度も通う場合がほとんどです。
治療後の傷跡が消えるまでには、一般的に3カ月から6ヶ月間くらいかかると言われていますが、ケロイド体質など、傷跡が残りやすい人だと傷跡が残ってしまったり、色素沈着してしまう場合もあります。
どちらにしても、医師による治療ですので安全に治療を受けられるのですが、費用面や通う手間や時間、その後の経過などを心配しないといけません。
自分で取る取り方
老人性イボを自分で取る取り方としても色々な方法で取っているようです。
ハサミ
ハサミでチョキチョキと切り取ります。
切ってたあと消毒をしたり、場合によっては絆創膏で傷口を保護します。
もちろん痛みや出血はあります。(勇気を出して試したけど思った以上に血が出て痛かったです。二度としません)
スキンタッグや角質粒など小さく飛び出したイボしかできない取り方です。
糸(髪の毛)
イボの根っこを意図や髪の毛で縛って、血液を送らないようにしてイボを枯らして取る方法です。
ある程度大きさがある飛び出したイボでないとできない取り方です。
毛抜き
毛抜きやピンセットでイボを引っこ抜いたり、根元をつまんでイボをいじめると取れるようです。
引っこ抜くと痛みと出血は免れませんが、つまんでいじめ取る方法は糸で縛って取る方法に原理はよく似ています。
小さければ引っこ抜く事も可能でしょうが、痛みや出血はあります。
線香(お灸)
線香で焼いて取る方もいるようですが、火傷と同じなので傷跡が残りやすいと考えられます。
痛みはかなりあるものだと想像できます。
ドライアス
ドライアスでイボを凍結させ取る方もいるようですが、ピンポイントでイボに当てるのが難しいので周りの健康な皮膚にもダメージを与えてしまいそうです。

カソーダ
カソーダは、ひまし油と重曹を混ぜ合わせたもので皮膚を溶かす効果があります。
イボに塗り付け絆創膏やテープで湿布をして皮膚を溶かします。
イボ以外の皮膚につく可能性も高く、長時間の処置が必要になるので目立つ場所はやりにくいです。
イボが取れない場合は皮膚をスクラッチ(傷をつけて)して湿布しますが、痛みがあります。
確実性は少ない取り方です。

カッター、カミソリ、包丁
カッターやカミソリ、包丁で切り取る方もいるようです。
痛みや出血はありますし、ハサミより危険な取り方です。
イボコロリ

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イボコロリを使ってイボを取ってしまおうと考える方もいるようですが、イボコロリは老人性イボには使用できません。
くれぐれも使わないようにしてください。

ピーリング
ピーリング剤を使ってイボを取る方もいます。
美容皮膚科などでも対応してくれますが、美容目的となり保険適応外になります。
自分でイボケア用のピーリングジェルを使って取る方もいます。
竹酢液や木酢液
竹酢液や木酢液で老人性イボを取れる方もいるようですが、竹酢液や木酢液は消毒効果がありますのでウイルス性のイボには有効かもしれません。
老人性イボが取れる根拠はないです。

茄子のヘタ
茄子には、植物アルカロイド(脂肪酸ケトジエン類)が含まれていて、皮膚に塗ることで幹細胞などの悪くなった細胞を死滅させる効果があることが分かっています。
その効果はウイルス性のイボにも有効だと言われ、食べないヘタの部分を皮膚に湿布してウイルスを殺します。
ただ、老人性イボに効くかどうかは不明です。
オリーブオイル
オリーブオイルを塗ってイボを取る方もいるようですが確実ではありません。
ブログなどでは、ウイルス性のイボに使って取れたという口コミしか見かけませんでした。

杏子オイル(アンズエキス)
杏子オイルやアンズエキスは老人性イボケアに最適だと言われています。
肌老化を防ぐオレイン酸パルミチン酸、パルミトレイン酸、リノール酸が含まれ肌細胞活性化のサポートをします。
固くなった古い角質をやわらげ、新しい皮膚に生まれ変わる手助けをしてくれます。
杏子オイル(アンズエキス)でケアするだけで老人性のイボが取れたという口コミも多数あります。
ヨクイニン(ハトムギエキス)
昔からはと麦でイボが取れると言われるほど。
ハトムギの殻を取り去った実の部分がヨクイニンと言う漢方薬になります。
ハトムギやヨクイニンには、代謝を高めたり異物を排除する働きがあると言われています。
煎じて飲んだり、オイルやエキスとして肌に塗って使います。
ウイルス性のイボ、老人性イボどちらにも有効だと言われています。

保湿
イボケア用の化粧品で保湿をすることによって肌のターンオーバーを促すことでイボが取れます。
スキンケアのついでに塗るだけ簡単。
他の効果も期待できる便利さもあるので利用している方は多いです。
化粧品にはオイル、クリーム、ジェルなどがありますが、中でもイボケアジェルが人気です。
老人性イボの取り方のまとめ
病院なら、「液体窒素治療」「はさみやメスで除去」「レザー治療」などは主流。
自分取るなら安全にスキンケアで取るのをおすすめします。